任意波形

ファンクションシンセサイザ
MFG206

1mHz〜20MHz/30Vp-p(出力開放時)出力
シンセサイズド方式による高精度・高安定周波数
Windows98/Me/2000/XPによる任意波形の発生
MFG206
.
MFG206  ¥178,000


ファンクションシンセサイザと
任意波形発生器の2機能を装備

■ MFG206の特長

1.1mHz〜20MHz/30Vp-p(出力開放時)
2.シンセサイズド方式による高精度・高安定周波数
3.任意波形発生機能(10Mワード/秒、12ビット、128Kワード)
4.バースト/ゲート機能を装備
5.掃引は、直線掃引と対数掃引の両機能装備
6.VCF機能により、応用範囲を拡大
7.RS-232C(標準)とGP-IB(オプション)



■ 高精度・高安定で2機能装備ながら、シンプル設計、低価格を実現

任意波形&ファンクションシンセサイザMFG206は、PLL(Phase Lock Loop)回路の採用により、高精度でしかも高安定な周波数を出力するシンセサイザ機能を備えており、@1mHz〜20MHzまでの広帯域の周波数をカバーし、30Vp-p(出力開放時)の大振幅の正弦波、三角波および方形波を発生するファンクションシンセサイザと、A10MHzサンプリング周波数、12ビット、128Kワードの任意波形発生器という、2通りの使い方ができます。
MFG206は、高精度・高安定で多機能ながらも、シンプル設計で使いやすく、しかも低価格を実現、優れたコストパフォーマンスで多用途にご使用いただけます。


■ ファンクションシンセサイザ部

●1mHz〜20MHzまでの広帯域
1mHz(0.001Hz)の超低周波から20MHzの高周波までの広帯域周波数を出力します。ただし、三角波は10MHzまでです。

●30Vp-p(出力開放時)の大振幅信号が出力されます。
30Vp-p(出力開放時)の大振幅信号が出力されます。50オーム終端時には15Vp-pとなります。


三角形、30Vp-p出力

●シンセサイズド方式
3組のPLL回路(PLL1、2、3)と周波数ミキサー(MIX1、2、3)によりシンセサイザを構成し正弦波を発生させています。三角波と方形波は、三角波発生器をPLL回路の電圧制御発振器として使用し、先の正弦波を基準周波数にして、ループ構成することにより発生させています。
このようにして3種類の波形は、基準水晶発振器にフェーズロックされた正確で高安定な周波数として出力されます。


●バースト/ゲート機能
連続波のほか、バースト波形とゲーティッド波形が出力されます。
@バースト
設定された位相(−90゜〜+90゜/1゜ステップ)からスタートし、設定された周期の数(1〜4096)だけ波形を出力します。TRIG入力のパルスの立上りエッジまたはマニュアルで波形発生を開始します。バースト波が得られる周波数帯域は、0.100Hzから999.9kHzの範囲です。


バースト波形(位相:45゜、4周期)

Aゲート
TRIG入力がハイレベルになると、設定された位相(−90゜〜+90゜/1゜ステップ)から波形を出力します。ローレベルになると設定された位相まで出力して、以後出力を停止します。ゲーティッド波形が得られる周波数帯域は、0.100Hzから999.9kHzの範囲です。


ゲーティッド波形(位相:0゜)

●掃 引
スタート周波数とストップ周波数を設定することにより、最大1:100まで周波数を掃引させることができます。掃引時間は、0.01秒から10秒まで設定でき、さらに直線掃引と対数掃引を選択することができます。また、掃引に同期した信号(SWEEP SYNC OUT)が出力されますので大変便利です。4つの掃引レンジ([200kHz〜20MHz]、[10kHz〜1MHz]、[1kHz〜100kHz]、[100Hz〜10kHz])はスタート周波数とストップ周波数を設定すると自動的に設定されます。しかし、掃引レンジにまたがって設定されたときは液晶表示器にエラーが表示されます。
 例. スタート周波数:20kHz
ストップ周波数:2MHz
エラー表示


掃引波形

●VCF入力
VCF入力に加えた電圧に比例した周波数が出力されます。ダイナミックレンジは、約1:100です。掃引レンジは、6レンジ([200kHz〜20MHz]、[10kHz〜1MHz]、[1kHz〜100kHz]、[100Hz〜10kHz]、[10Hz〜1kHz]、[1Hz〜100Hz])です。
 例. 10V→20MHz、   0.1V→200kHz([200kHz〜20MHz]レンジにて)

●設定値のセーブ/ロード
設定値は、最大10本までメモリにセーブされます。セーブされたデータは、バッテリバックアップされますので、電源をオフしても消えることはありません。

●ファンクションシンセサイザの応用
@バースト機能の応用[超音波素子駆動源]
30Vの高電圧を出力しますので、超音波素子の駆動源として最適です。位相と周波数を変えることにより、いろいろな波形を出力することができます。信号は、TRIG入力にパルスが加えられるごとに出力します。


バースト機能の応用(正弦波)

A掃引機能の応用[周波数特性測定]
フィルタや増幅器等のコンポーネントの入力にFUNC出力を接続し、コンポーネントの出力をオシロスコープのCH1に、SWEEP SYNC出力をCH2に接続します。掃引幅は最大100倍まで、直線と対数の掃引ができます。


周波数特性測定

BVCF機能の応用[周波数変調器]
(信号+オフセット電圧)をVCF入力に加えます。オフセット電圧をキャリア周波数に合わせると、所望の周波数変調が得られます。


周波数変調


■ 任意波形発生部

●全体構成

任意波形発生機能は、Windows98/Me/2000/
XP(任意波形発生ソフトウェアおよび、RS-232Cケ
ーブルは標準付属品です)で波形を作成・編集し、その後
RS-232C通信で波形データを本体のMFG206に転
送して使用します。波形の作成・編集は、Windows
上で行いますので非常に簡単です。また、波形データは
128Kワード、12ビット/ワードと大容量・高分解能で
あり、サンプリング周波数も最高10MHzと高速ですの
で、広い用途に使用することができます。
  


Windows波形作成画面

●波形の作成
@標準波形入力
<標準波形>正弦波、三角波、方形波、ランプ波、sinX/X、
         (1−ε-ax)、ε-ax、白色雑音、直流
上記の9種類の標準波形が用意されています。また、各波形のパラメータも細かく設定することができますので、特殊な波形も簡単に作成することが可能です。

パラメータ 設 定 値 対象波形
データ数 8〜131,072 全波形
振  幅 0.001〜1.00 直流を除く波形
オフセット −1.0〜+1.0 全波形
サイクル 1.00〜100.00 白色雑音と直流を除く波形
位相(°) 0.00〜360.00 白色雑音と直流を除く波形
デューティ比(%) 0.00〜100.00 方形波
ゼロクロス 0〜100 sinX/X
減 衰 率 −15〜+15 (1−ε-ax)とε-ax

※水平軸はデータ数による設定の外、時間による設定も可能。振幅はフルスケールによる設定の外、電圧値による設定も可能。

波 形 三角波
データ数 2750
振 幅 1.00
オフセット 0.00
サイクル 1.38
位相(゜) 45.00
波 形 正弦波
データ数 2000
振 幅 0.60
オフセット 0.00
サイクル 2.00
位相(゜) 180.00
波 形 直 流
データ数 1250
オフセット −0.40
標準波形による波形の作成

A直線入力
指定された2点間を直線で結びます。


直線入力による波形の作成

B演算入力
 ・加算(+) 指定された2つの波形を加算します。
 ・減算(−) 指定された2つの波形を減算します。
 ・乗算(×) 指定された2つの波形を乗算します。


2つの波形の加算と乗算による波形の作成
 
 ・クリッピング 指定されたY方向の値を切り取ります。
 ・絶対値 指定されたY方向の値を絶対値にします。
 ・ミラー 上下、左右のデータを入れ換えます。
 ・スムージング 波形を平均化(移動平均)します。
 ・リサイズ XY各々の方向のサイズを変更します。
 ・オフセット Y方向にオフセットを加算します。
C1点入力
 1点1点入力して任意波形を作成します。

●波形の編集
@削除(CUT) 指定した領域を削除します。
A複写(COPY) 指定された領域の波形を複写します。
B貼付け(PASTE) 他で指定された波形を貼付けします。
C取消し(UNDO) いま実行した操作を取消します。

●ファイル
@新規作成 新たな波形作成ウィンドウを開きます。
A編集ウィンドウのオープン 以前セーブしたデータで波形作成ウィンドウを開きます。
B編集ウィンドウのクローズ 波形作成ウィンドウを閉じます。
Cセーブ 波形作成ウィンドウのデータをセーブします。
Dデータインポート ASCII形式でデータを読込みます。
Eデータエクスポート ASCII形式でデータを出力します。
F印 刷 波形をプリンタに出力します。
G通 信 MFG206に波形データを転送します。


■ MFG206の仕様

■ファンクションシンセサイザ部
※下記性能は、50%のデューティサイクルでDCオフセットがオフの場合です。
波形特性
 波形の種類 正弦波、三角波、方形波、直流
 正弦波
  歪 み 1%以下(1kHzにて)
 三角波
  直線性 99%以上(振幅の10〜90%、1mHz〜9.999kHzにて)
 方形波
  立上り/下り時間 16ns以下(振幅の10〜90%、1kHzにて)
  対称性 1%以下(1kHzにて)
  オーバーシュート 5%以下
 直 流
  出力範囲 −15〜+15V(無負荷時)
  設定分解能 符号+3桁
  確 度 (±5%of setting±20mV)以下
時間特性
 出力周波数
  周波数範囲 1mHz〜20MHz(三角波は1mHz〜10MHz)
  設定分解能 4桁
  確 度 ±50ppm以下(0〜40℃)
 デューティ比 この項目は三角波と方形波に対して有効
  設定範囲  5〜95%/1%ステップ(0.001Hz〜9.999kHz)
 25〜75%/1%ステップ(10.00〜999.9kHz)
 50%(1.000〜20.00MHz)
  確 度  ±1%以下(0.001Hz〜9.999kHz)
 ±7%以下(10.00〜999.9kHz)
出力特性
 出力インピーダンス 50オーム±5%
 振 幅
  設定範囲 300mVp-p〜30Vp-p(無負荷時)3桁
  設定分解能
  確 度 (±5%of setting±10mV)以下(1kHzにて)
  平坦性  ±3%以下(0.001〜999.9Hz)
 ±3.5%以下(1.000〜999.9kHz)
 ±5%以下(1.000〜4.999MHz)
 +5%/−15%以下(正弦波、5.000〜20.00MHz)
 +5%/−25%以下(三角波、5.000〜10.00MHz)
 DCオフセット
  出力範囲 0V±10.24V(無負荷時、振幅レンジにより限定)
  設定分解能 符号+3桁
  確 度 (±7%of setting±20mV)以下
出力モード
 連 続 連続波形が出力される
 バースト
  周波数範囲 0.100Hz〜999.9kHz
  周波数確度 (±10%of setting)以下
  バーストレート DC〜500kHz
  周期数範囲 1〜4096周期
  位相範囲  −90゜〜+90゜/1゜ステップ(0.100Hz〜9.999kHz)
 −75゜〜+75゜/1゜ステップ(10.00〜999.9kHz)
  位相確度 ±3゜以下(0.100Hz〜1.000kHz)
  トリガ源 外部、マニュアル
 ゲート
  周波数範囲 0.100Hz〜999.9kHz
  周波数確度 (±10%of setting)以下
  ゲートレート DC〜500kHz
  位相範囲  −90゜〜+90゜/1゜ステップ(0.100Hz〜9.999kHz)
 −75゜〜+75゜/1゜ステップ(10.00〜999.9kHz)
  位相確度 ±3゜以下(0.100Hz〜1.000kHz)
  トリガ源 外部
掃引機能
 対象波形 正弦波
 掃引時間軸 直線、対数
 掃引時間範囲 0.01〜10.0秒/0.01秒ステップ
 掃引時間確度 (±10%of setting)以下
 スタート周波数範囲 100.0Hz〜20.00MHz
 スタート周波数確度  (±0.5%of setting)以下
 (掃引レンジ200kHz〜20MHzにて)
 (±10%of setting±0.05K[Hz])以下
 (掃引レンジ上記以外、K:掃引レンジの最大値)
 ストップ周波数範囲 100.0Hz〜20.00MHz
 ストップ周波数確度  (±5%of setting±10×(1+T)[kHz])以下
 (掃引レンジ200kHz〜20MHzにて)
 (±10%of setting0.05K[Hz])以下
 (掃引レンジ上記以外、K:掃引レンジの最大値)
 掃引レンジ 4レンジ([200kHz〜20MHz]、[10kHz〜1MHz]、
[1kHz〜100kHz]、[100Hz〜10kHz])
補助入力
 トリガ入力
  入力インピーダンス 10kオーム±5%
  スレショルドレベル TTLレベル
  最小パルス幅 25ns以上
  入力耐圧 ±20V(AC+DCpeak)max.
 VCF入力
  入力インピーダンス 10kオーム±5%
  周波数レンジ 6レンジ([200kHz〜20MHz]、[10kHz〜1MHz]、
[1kHz〜100kHz]、[100Hz〜10kHz]、
[10Hz〜1kHz]、[1Hz〜100Hz])
  最大掃引幅 約1:100(0.1〜10V入力にて)
  周波数確度 (±10%of setting±0.05K[Hz])以下
(正弦波、K:掃引レンジの最大値)
  入力耐圧 ±20V(AC+DCpeak)max.
補助出力
 SYNC出力
  波 形 方形波
  出力レベル TTLレベル
  立上り/下り時間 25ns以下
  出力インピーダンス おおよそ100オーム
 SWEEP SYNC出力
  波 形 方形波
  出力レベル TTLレベル
  立上り/下り時間 25ns以下
  出力インピーダンス おおよそ100オーム

■任意波形発生部
波 形
 波 形
  水平軸 8〜131072(128K)ワード
  垂直軸 12ビット
 サンプリング周波数
  設定範囲 100Hz〜9.999MHz/4桁設定
  確 度 ±50ppm以下(0〜40℃)
波形の作成
 標準波形 正弦波、三角波、方形波、ランプ波、sinX/X、(1−ε-ax)、
ε-ax、白色雑音、直流
 直 線 2点間を直線で結ぶ
 演 算 +、−、×、クリッピング、絶対値、ミラー、スムージング、
リサイズ、オフセット
 1点入力 1点1点入力する
波形の編集 カット、コピー、ペースト、取消し
 ファイル 新規作成、編集ウィンドウのオープン、同クローズ、セーブ、
データインポート、データエクスポート、印刷、通信

■その他
表 示
 表示器 LCD(20文字×2行)
 表示内容 周波数、振幅、波形、モード、その他
設定値のセーブ
 セーブ数 10設定
インターフェース
 通信方式 RS-232C(GP-IBはオプション)
 ボーレイト 2400〜57600
 コマンド 設定値の書込みと任意波形データの書込み
一般性能
 動作温度 0〜40℃(性能保証は23±5℃)
 動作湿度 40℃/80%RH以下(性能保証は28℃/80%RH以下)
 保存温・湿度 -10℃〜+60℃/80%RH以下
 ウォームアップ時間 30分以上
 電 源 90〜130VAC/180〜250VAC
 (背面パネルのスイッチで切り換え)
 消費電力 約40(W)
 使用ヒューズ 1.5A SLOW(90〜130VAC時)
0.8A SLOW(180〜250VAC時)
 重 さ 約4.1kg
 大きさ 260(W)×115(H)×360(D)(突起物含まず)
■標準付属品
取扱説明書(1)、電源コード(1)、ヒューズ(1)、
任意波形作成用フロッピーディスク(1)、RS-232Cケーブル(1)
■オプション
 GP-IBボード(本体用) MFG206-GPIB(工場オプション) 39,000円
 GP-IB用ケーブル 15,000円
 BNC同軸ケーブル (1.5m) 4,000円