マイクロニクス

空間定在波比法による電波吸収特性の測定

◇ MSA438とスリーブアンテナを使った測定例

[アプリケーション]

MSA400シリーズとオプションのスリーブアンテナを使って、空間定在波比法による電波吸収特性の測定を行なうことができます。

電波は境界面で反射するため境界面前面には入射波と反射波により定在波が生じます。この境界面前面の定在波を測定できれば定在波比が求められ、さらに反射係数を計算することができます。

[ソリューション]

図1-測定法

この測定法(図1)では、このようにして生じる定在波を乱さない程度に微小で移動が可能なアンテナ(M403)を用いて定在波比(ρ)を測定します。

図2に実測した空間定在波のようすを示します。
定在波はアンテナの移動距離によって変化しますが、その包絡線(図2の赤,青の破線)を延長して電波吸収体前面における電界の最大値 Emax および最小値 Emin を測定することにより、次式から反射係数(|Γ|)を求めることができます。

定在波比 ρ= Emax/Emin = (1+|Γ|)/(1-|Γ|)
反射係数 |Γ|= (ρ-1)/(ρ+1)

例えば図2から MYA-77の反射係数を求めると、境界面でのmax,min値(青の破線)から、
Emax=114dBμV/m=0.5V/m
Emin=112.8dBμV/m=0.43V/m
ρ=0.5/0.43=1.16
|Γ|=0.16/2.16=0.074

さらに反射係数からリターンロス(RL)を求めると、 RL=-20log|Γ|=22.6(dB) MYA-77の2GHzでの吸収性能は23dB程度なのでほぼ一致する。

図2-空間定在波のようす

[システム構成・価格]

スペクトラムアナライザ[MSA438] ¥448,000
スリーブアンテナ 
例:M403(1.7GHz~2.2GHz)
×2 ¥36,000
合計価格(税抜き) ¥484,000 ~

※仕様・形状は、事前の断りなしに変更されることがあります。
※表示価格は全て税抜きです。※信号発生器は別途ご用意ください。※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

[製品紹介]

2011/8

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