電動ターンテーブルをパソコン(PC)で制御する方法

アプリケーション

PCから操作できる電動ターンテーブル(テーブル径200mm、耐荷重約10kg、ACアダプタ電源、RS232CケーブルでPC接続)をオプションとして販売しており、弊社製の電波暗箱に組み込むことができます。
この電動ターンテーブルをPCのターミナルソフトからシリアル通信で制御する方法を説明します。

ソリューション

1.PCのターミナルソフトの設定(Tera Termでの設定例になります。)

2.主要コマンドの一覧表を示します。

コマンドオペランド1オペランド2命令内容
@ORG(なし)(なし)原点復帰
@MOVD座標値(°)速度(%)座標指定移動実行
@WRITE PRM(移動量等のパラメータの入力モードとなり、^Zで終了)パラメータの書き込み
@X+(なし)(なし)+指定量移動
@X-(なし)(なし)-指定量移動
  • これらのコマンドのみで簡単にターンテーブルをPCから制御することができます。
    例えば、”@WRITE PRM”で移動量を10°に設定し、”@X+”を繰り返すことで、10°ずつ回転させることができます。
  • ターンテーブルが移動を完了したときに、24Vの位置決め完了信号を出力させることができます。
    この位置決め完了信号をトリガとして計器の測定を開始することで、ターンテーブルと連動した測定ができます。

システム構成・価格

電動ターンテーブル MT107¥390,000~

※詳細は弊社営業担当までお問い合わせください

製品紹介

電動ターンテーブル MT107

アンテナ放射パターン・ビームフォーミング・ビームトラッキング等の評価に使用できます。
小型かつ低背仕様で、弊社製電波暗箱に組み込むことができます。

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