電波暗箱は、なぜ必要か?

無線機器のOTA(Over the Air)によるスループット試験、受信感度試験環境をつくる

アプリケーション

無線機器(以下、EUT)のOTA(Over the Air)試験を行う際、周囲に飛び交う電波による妨害により、正しい評価ができません。 電波暗箱を使用することにより、周囲に飛び交う電波の影響を受けること無く、電波の無い安定した環境でOTA性能試験を正しく行うことができます。

特に、WiFiを始めとする2.4GHz帯・5GHz帯のEUTや、携帯電話(800MHz~2.2GHz)、地上デジタル放送機器(470MHz~770MHz)の評価をする際、商用サービス波との切り離しを行うことができる電波暗箱は必須ツールといえます。

また、技術基準適合証明(技適)を取得していない製品は、違法な電波を撒き散らさない為に、電波暗箱(シールドボックス)を使うことが有効的です。

ソリューション

電波暗箱を使わないと?

図1、図2

(図1) 電波暗箱を使用していない環境では、様々なSSIDが観測されます。白色破線部の端末(SSID)のスループット試験を行う場合、同一CHで他のSSIDが干渉しており、正しい実行スループットを測定することができません

(図2) 図1と同じ環境をスペクトラムアナライザで測定したものです。他のSSIDとの干渉以外にも、不明な電波が観測されており、試験環境としては適切ではない状態といえます。

電波暗箱 の内部は?

図3、図4

(図3/4) 電波暗箱を用い、電波暗箱内部の環境を測定した結果です。周囲に見えていたWiFiおよび不明な電波が遮断され、電波干渉の無い理想的な空間といえます。

空間に飛び交う電波は、ロケーションにより様々であるため、干渉の無いクリーンな環境をつくることで、ロケーションに依存しない、定量的な試験を行うことが可能となります。 また、電波暗箱内部は6面に電波吸収体が貼られており、内部反射を低減させられます。

電波暗箱 を使って測定してみると?

図5、図6

(図5/6) 電波暗箱を用い、試験電波を出している状態です。 試験対象のSSIDのみを捉えられるので、OTA試験の環境として最適な状態といえます。

システム構成・価格

スマートフォン等の小型端末用 (参考例)

電波暗箱 [MY1510] ¥198,000
I/Fモジュール [IFM2] ¥107,000
スリーブアンテナ [M30x]
周波数帯域によって、7種類のアンテナをご用意
¥15,000~
合計価格(税抜き) ¥320,000~

無線ルータ、PC等の排熱機構のある端末用 (参考例)

電波暗箱 [MY1525] ¥428,000
I/Fモジュール [IFM10] ¥109,000
スリーブアンテナ [M30x]
周波数帯域によって、7種類のアンテナをご用意
¥15,000~
合計価格(税抜き) ¥552,000 ~

※詳細は弊社営業担当までお問合せ下さい。

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