RFマトリクススイッチボックス MM6000

多入力×多出力のRF信号をマトリクスに組み合わせ可能な切り替えボックス。 電子式プログラマブルアッテネータを内蔵し、任意の減衰量を得ることが可能。

カテゴリー:

特長

  • 複数(24または16)の入力ポートへ入力されたRF信号を8つの出力ポートから選択して出力
    ただし、入力ポートと出力ポートは双方向性
  • 入力および出力ポートの組合せならびにアッテネータ制御をLAN内のPCから遠隔操作
  • リモートアクセス機能(CLIコマンド)により、外部アプリケーションとのTCP/IPのソケット通信が可能
  • アプリケーションソフトを標準添付

標準仕様

24×8 RFマトリクススイッチボックス MM6824
16×8 RFマトリクススイッチボックス MM6816
MM6824MM6816
周波数帯域700MHz~4GHz
VSWR2.0以下
最大入力レベル(基地局側)1W(+30dBm)
最大入力レベル(端末側)200mW(+23dBm)
挿入損失20dB(代表値)
アイソレーション

80dB以上(スイッチ)、 17dB以上(スプリッタ)

入出力ポート数(基地局側)2416
入出力ポート数(端末側)8
入出力組み合わせ1対1
RFコネクタSMA(J)
インピーダンス50Ω
スイッチリレー式
アッテネータ電子式(デジタル)
アッテネータ減衰量0~95.5dB(0.5dBステップ)
インタフェースLAN
寸法

482.6(W)×443.7(H)×550.0(D)mm(突起物等除く)


10U:19インチシステムラックマウントに収容可

重量約50kg約45kg
電源AC100V(50/60Hz)

※上記と異なる仕様への対応については、弊社営業担当までご相談ください。

アプリケーション

複数CA間ハンドオーバー、4×4MIMOなどの伝搬路環境をGUIで制御できます。
端末を商用電波から隔離するための電波暗箱(シールドボックス)も弊社にて製造販売しています。

※用語解説

  • CA=キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)。異なる複数の周波数の電波(回線)を束ねて、速度を高速化する技術のこと。
  • MIMO=マイモ(Multiple-Input and Multiple-Output)。基地局側と端末側でそれぞれ複数のアンテナを利用し、同じ周波数の電波で複数のデータを同時に送受信する技術のこと。

ソフトウェア

LAN内のPCから遠隔操作を行うためのアプリケーションソフトです。
他の利用者が使用しているポートは排他されるため、誤操作を防ぐことができます。GUI上から、最大4台のRFマトリクススイッチボックスを制御できます。

自動制御画面:予め作成したスイッチ経路、アッテネータ設定を一括制御するメニュー

手動制御画面:スイッチ経路、アッテネータ設定を個別に制御するメニュー

構成

LAN内の複数のPCから同一ユニットの制御が可能
24×8マトリクスのイメージ。入出力経路を自由に切替できる
8台収納時のイメージ。44Uラックに4台収納可

関連資料

製品カタログ

RFマトリクススイッチボックス MM6000
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